本当の幸いってなんだろう。。。「銀河鉄道の夜」より

みなさまこんにちは、あっこです。

先日娘とケンカしました!!!

 

話をよく聞きもせず私が怒った事に対して

娘が反論したわけです。

 

娘:どうして理由を聞きもしないで怒るのよ!!?

私:だってそれは○○だからでしょう!!?

 

ここからは心理学を学んでいる者同士の

アツいバトルが繰り広げられます

 

娘:怒るのはママの罪悪感からでしょう!!?

私:ううっ。。。(;^ω^)

  それは投影(自分のこと)でしょう!!?

  そんなことより、早く癒されて幸せを

  受け取りなさいよ!

娘:ママこそ幸せ?そうじゃないなら

  ママこそ受け取りなよ!!

 

実にエグい親子ケンカです。。。。。

 

それでふっと考えてしまいました。

幸せってなんだろう。。。。。

 

幸せってなに?

家族がいること

お金がたくさんあること

仕事が楽しくて順調なこと

パートナーが、子供がいること

健康なこと

好きな運動ができること

 

幸せ、といえば、宮沢賢治の小説「銀河鉄道の夜」に

こんな場面が出てきます。

 

列車が南十字星の駅に到着し、

白く輝く美しい人のところに行くために、

乗っていた乗客はみんな降りてしまいました。

 

車内は この物語の主人公ジョバンニと、

友達を助けるために川に落ちて天国へ行く途中の

(ジョバンニはまだその事を知らない)

カムパネルラの二人だけになってしまいます。

 

”また二人っきりになってしまったね、”

と話しながら、ジョバンニが

”本当の幸いのためなら命をなげだせる”

というような話をします。

 

でも、本当の幸いってなんだろう。。。

と、ジョバンニが言うと、カムパネルラは

”ぼくもわからない”、と答えます。

 

”このままぼくたち一緒に行こうねぇ、” 

と言ってジョバンニが振り返ると

たった今までそこにいたはずのカムパネルラの姿は

もうどこにもなく、

ジョバンニは鉄砲玉のように立ち上がって

窓から身を乗り出して激しく泣きだします。

 

ジョバンニを載せた列車はどんどんどんどん

石炭袋とよばれる銀河の裂け目へと進み、

ジョバンニは

 ”カンパネルラーーーーっ!!!”と叫びながら

ひとり銀河の裂け目に落ちてゆくのでした。。。。。

 

このあとジョバンニは、天気輪の丘で目を覚まします。

まだ濡れたままのほほをぬぐい、

朝に配達されなかった牛乳をお母さんのために

取りに行きます。

 

そこで、ほんのさっきまで一緒だったカムパネルラが、

川に落ちて亡くなったことを知るのでした。。。

 

※以前みたプラネタリウムの演目に基づいて書いています。 

 KAGAYAさんプロデュースだけあって、

 ものすごくきれいでした!!!

f:id:Stargate_n:20171118123642j:plain

 

 

 友達、それもいじめっこの嫌なやつを

助けるために命を落としたカムパネルラ、

そのため独りぼっちになってしまった彼のお父さん。。。

 

天国で、本当はまだまだこちらには来てほしくなかった

カムパネルラのお母さん、

そのため、カムパネルラは銀河鉄道の列車に

ゆられながら、

”おっかさんも許してくれるだろうか。。。。”と

つぶやくのでした。

 

本当の幸いってなんでしょう。。。

 

結局、私が先ほど書いた幸せは、

”ある人にとっては幸せだけど、

ある人にとっては幸せではない”という

”その人にとっての”、という接頭語が

つくものなのかなと思います。

 

例えば、お金がない人はお金があれば幸せだと思うけど、

お金があっても全然幸せじゃない、と感じる人も

いるでしょう。

 

人それぞれ、幸せに感じることは

違いがあると思います。

 

本当の幸せ。。。。

みなさまはどう感じられたでしょうか。。。

 

 

☆先ほどご紹介したプラネタリウムのCMのリンクはこちらです。

「銀河鉄道の夜」 CM

もし、機会があったらぜひ見てみてくださいね。

 

銀河鉄道の夜 #本当の幸い #幸せ #ジョバンニ

#カムパネルラ #罪悪感 #KAGAYA